お見舞いだけ、作法が逆になります
| お見舞い | ほかのお祝い | |
|---|---|---|
| 水引 | 付けない(白無地の封筒か、赤い帯が1本入ったもの) | 紅白の水引 |
| のし(右上の飾り) | 付けない | 付ける |
| お札 | 新札でよい | 新札 |
| 表書き | 御見舞/お見舞い | 御祝 |
のしは、もともと「のしあわび」という縁起物です。お見舞いはお祝いごとではないので付けません。水引も、蝶結びは「くり返す」、結び切りは葬儀を思わせるため、どちらも使わないのが無難とされています。
新札でよいのか迷うところです。お見舞いは「準備していた」ように見えて失礼、という理由で新札を避ける考え方もあります。ただ現在は、汚れたお札を渡すほうが失礼という受け取り方が広まっています。新札に軽く折り目を1本入れておけば、どちらの考え方の方にも角が立ちません。
避けたほうがよい品物
- 鉢植え…「根づく=寝つく」と読めるため、昔から避けられています。
- シクラメン、菊…「死」「苦」の音、あるいは葬儀を思わせるため。
- 香りの強い花、花粉の多い花…同室の方がいます。近年は生花そのものを断っている病院が増えています。持っていく前に確認してください。
- 食べ物…食事制限があることがあります。ご本人か、ご家族に先に聞くのが確実です。
迷ったときは、現金か商品券が、いちばん困りません。目上の方に現金を渡すのは失礼という考え方もありますが、入院中は必要な物が人によって違うため、お見舞いに限っては現金でも失礼になりにくいとされています。
病室での過ごし方
- 行く前に必ず連絡します。面会できる時間と、面会してよい状態かは病院とご本人の都合で決まります。
- 短く切り上げます。10〜15分が目安です。話し込むこと自体が体力を使わせます。
- 大人数で行きません。同室の方がいます。
- 病状を細かく聞かない、他人の闘病の話をしない。「顔を見に来ただけ」で十分です。
快気祝い ― 返す側
回復したことの報告と、お礼を兼ねて贈ります。表書きは、状態によって変わります。
| 状態 | 表書き |
|---|---|
| 全快した | 快気祝/全快祝 |
| 退院したが通院が続く | 快気内祝/退院内祝 |
| まだ療養が続く | 御見舞御礼(お世話になったお礼として) |
- 時期…退院から10日〜1か月のあいだが目安です。体調が戻ってからで構いません。
- 金額…いただいた額の半分(半返し)か3分の1。高額をいただいた場合は3分の1でも失礼にあたりません。
- 品物…「あとに残らない物」を選びます。お菓子・洗剤・タオルなど、使えばなくなる物が定番です。「病気が残らない」という意味を込めています。
- 水引…紅白の結び切り。快気は「くり返さない」ことなので、蝶結びは使いません。